MIT Vision 2030

人と生き物が共生する「自然共生型」の持続可能な社会の実現
森里海・人の地域循環と生態系サービスの向上

 

森里海のつながりによって生まれる生態系サービス(自然の恵み)を持続可能な形で人々が享受し、心豊かな暮らしを実現しています。人々の活動が、森里海の循環を促し、自然環境の改善が進み、多様な生物が生息することで、さらに生態系サービスが回復する好循環が生まれています。

生き物をRespectし、生き物から学ぶ社会へ  

 

生き物は、持続可能な形で資源を利用するプロフェッショナルです。それは数億年という進化の積み重ね、自然選択の結果、獲得した生き残り戦略です。私たちも、生物の自然環境への適応力から謙虚に学び、環境負荷の低い暮らしを実現するテクノロジーや考え方を獲得し、次世代に素晴らしい自然環境や社会を残していきます。

対馬を世界一に誇る自立と循環の宝の島へ

森里海・人がつながる暮らしをしてきた対馬は、無限の可能性を秘めています。持続可能な社会へのシフトが世界規模で喫緊の課題となっている今、対馬がその手本を示す島になります。ツシマヤマネコを頂点とする生態系を保全し、自然の恵みを地域内で循環させ、心豊かな暮らしを老若男女が楽しんでいる自立と循環の宝の島を目指します。

ビジョンの具体的なイメージ

環境省リーフレット「ツシマヤマネコとともに生きる対馬らしい豊かな暮らしへ」より引用

環境省の委託業務(令和元年度 ツシマヤマネコの生息環境と関連産業の持続可能なあり方検討業務)の一環としてMITが作成・編集

MITのMission (使命・役割)

持続可能な社会を作るカタリスト(触媒役)たれ

自然共生型の持続可能な社会を実現するためには、島嶼地域の様々な課題の根本的な 問題を見極めながら、課題解決に向けて多様な主体(関係者)の連携を促し、関係者が持てる力を最大限発揮し、効率的・効果的な事業を展開することが求められています。

そのため、MITは、自らは「触媒」としての役割を果たし、多様な主体の連携による 化学反応をスムーズに誘発し、問題解決への原動力となります。

対馬では、取り組みに参加することを「かたる」と言います。MITはカタリスト(catalyst:触媒)として多様な課題や様々な関係者と関わることで、横断的で本質的な視点を持って問題を見極める力を養っていきます。

MITが触媒として機能するために必要な能力は、問題の本質を見極める目(みつける力)、多様な主体(関係者)の力を引き出す企画・デザイン力(活かす力)、そして新しい価値や成果を創発させるために、多様な主体(関係者)を巻き込み、繋いでいく コミュニケーション力(つなぐ力)です。MITメンバーは、カタリストとして、より効果の高い「触媒」となるように、これらの能力を日々の業務を通じて研磨していきます。

 

MITが関わったから、問題解決に向けて急速に動き出したとお客様に言っていただける組織でありたいと思います。

「触媒」の役割(イメージ)

※「触媒は、化学反応においてそのもの自身は変化しないが、

   少量でも反応速度を変化させる物質」です。

【触媒役 MITによる化学反応(イメージ)】

【様々な主体をつなぐ「触媒」としてのMIT】

触媒MITがいることで、これまで連携が少なかった主体同士が、相互作用をお越し、より良い取組みを生み出されていきます。

対象となるものは様々であり、人・組織と人・組織をつなぐコーディネートや、生産者と消費者をつなぐ物販・情報発信、大学と地域をつなぐ域学連携、海と森をつなぐ仕組みを創るコンルティング等があります。

​自然・生き物と人・社会が分断されている状態

​MITが関わることで、自然・生き物と人・社会に化学反応が起こり相互作用が起こり、​自然共生型の持続可能な社会に資する多様な取組みが色々な形で展開されて、新たな価値が生まれる。

持続可能な社会を創る実践者たれ

自然共生型の持続可能な社会を実現するためには、その社会に共感し、共に活動を展開する担い手が必要です。しかし、対馬をはじめとする島嶼では人口減少、少子高齢化の波に飲み込まれ、あらゆる分野で若手の担い手が不足しています。いかに魅力的な事業計画が作られたとしても、それを実行する担い手がいないと、一歩も動き出すことはできません。

 

MITは、コンサルティングを行う会社として、様々な実現可能な計画や事業内容を企画・提案しますが、それが机上の空論になってしまわぬように、担い手をいかに確保するかまで考えていきます。関わる事業は、MIT自らも実践者として参加して、担い手になります。

MITスタッフも、本業としてMITでの仕事をするにとどまらず、自らの興味や想い、才能や技術、経験を生かして、対馬でのライフワークを「なりわい」にし、副業・兼業に挑戦して行きます。

生物多様性や進化・生態学を学び、生き物の魅力を発信する専門家集団たれ

自然共生型の持続可能な社会を実現するためには、人が属する自然環境、そして相互作用する他の生き物のことを深く理解していく必要があります。生き物の進化の長い歴史は、繁栄と絶滅を繰り返す中で研ぎ澄まされた奇跡の物語。その価値観や知見、知識をできる限り多くの人と共有・共感していくことが重要と考えます。

 

MITは、生態系の一員として人類が自然と共生し、生き残るための仕組みを考えられるように、生物進化や生態学を学び、その中から自然共生や持続可能性にまつわる多くのヒントや生き物の魅力を社会に向けて発信していきます。

MITスタッフは、進化生態学で博士号を取得した代表理事をはじめ、生き物好きの集団ですが、生き物への関心を個人の趣味に留めず、専門家(研究者・教育者・芸術家)として、他の人たちに生き物の魅力を仕事をとして伝えていく役割を担います。

MITの事業概要

■団体名 

 一般社団法人MIT(いっぱんしゃだんほうじん みっと)

■役員

 代表理事:吉野 元(よしの はじめ)

 理事:細井尉佐義(ほそい いさよし)

■名誉顧問

   國分英俊(こくぶ ひでとし)

■設立

 2013年3月1日

■所在地

 817-1602 長崎県対馬市上県町佐須奈甲562-24

■社員人数

 4人

■従業員人数

 6人(非常勤含む)

■TEL/FAX

 0920-84-2366

■連絡先

 info@mit.or.jp

■定款記載の事業内容

 1. 対馬の自然、歴史、文化に関する調査、研究、コンサルティング

 2. 地域資源を活かした商品の開発、デザイン、およびそれらの販売

 3. 地域づくり、産業づくり、商品づくりに関する受託、コンサルティング

 4. 地域資源を活かした体験、教育プログラムの企画、運営

 5. 地域資源を活かした着地型観光の推進

 6. 環境保全や地域振興を担う人材の育成

 7. 環境保全や地域振興に関する講習会、セミナー、シンポジウム等の開催

 8. 環境保全や地域振興に関する情報の発信

 9. 前各号に付帯または関連する事業

■ロゴ

■組織構成と事業内容

MITのメンバー

吉野 元
代表理事/コンサルタント

1981年宮城県仙台市生まれ。東北大学大学院卒(生命科学博士)。東北大学認定PEM(Professionai Ecosystem Manager)取得。環境省自然環境局、株式会社レスポンスアビリティ(環境経営コンサルティング会社)を経て、平成24年7月より対馬に移住。平成25年より当法人の統括マネージャーに就任。平成29年6月30日より代表理事に就任。

​(主な役職)

佐護ヤマネコ稲作研究会 事務局長(2016年10月〜)

対馬市佐須奈小中学校学校評議員(2019年4月〜) 

対馬市総合戦略策定委員(2018年4月〜)

上対馬観光物産協会役員(2019年4月〜)

対馬市社会福祉協議会第2層協議体委員(2019年4月〜)

細井 尉佐義 
理事/海子丸船長

1972年長崎県生まれ。TCE東京環境工科専門学校卒。現在は、海子丸船長として、一本釣り漁一筋で、家族5人を養っている。自然環境保全と資源保護を第一に考え、地元、他府県の漁協組合関係のイベント、講演等に積極参加。これまでにそのような活動が大きく認められ、テレビ取材、多くのメディアにも出演している。

冨永 健
事務局長

1991年 経済企画庁入庁。以降、内閣府、内閣官房、復興庁を経て2012年4月国土交通省離島振興課に出向。2013年に対馬に移住し、事務局長に着任。

東京から引っ越してきて、畑と釣りをしながらニワトリと暮らしている。

有川 ゆう 
物販担当

対馬生まれ、対馬育ち。帝京科学大学卒。関東にて動物病院、人材紹介・派遣斡旋業で勤務後、2015年にUターン。5年間NPO法人どうぶつたちの病院でツシマヤマネコや野生動物の保護、看護、飼育管理に従事。2020年4月よりMITの物販担当として勤務。

​小宮 翔 
技術職人/KOMIYA SILVER

上県町佐護出身。上対馬高校卒業まで対馬で過ごす。福岡を中心に歯科技工士として26歳まで島外で生活し、都会の生活や仕事に疲れて帰郷する。対馬に戻り仕事で島内を巡るうちに知らなかった対馬を再発見し、豊かさや面白さを島内外の人に知ってもらいたいと思うようになる。普段やっている事はSilverアクセサリー作製やその辺の漂着物や興味のある廃材、不要品で物を作る作家活動。

好きな食べ物は、アコヤ貝の貝柱。これがあれば何もいらない。

高倉 裕司
福岡営業担当

博多生まれで博多育ち。対馬は日本の原点であり、歴史と文化を守るためには欠かすことのできない場所であるという想いから、対馬の活性化に貢献すべく、福岡で対馬の啓発活動や神社巡りのコーディネートなどに取り組む。トータル・ライフ・コンサルタント、ファイナンシャルプランナー歴30年​。

吉野 由起子
島デザイナー/画家

東京生まれ東京育ち。多摩美術大学・絵画科・油画専攻 卒。対馬市島おこし協働隊・島デザイナーとして2011年より対馬に移住。2013年設立のMIT立ち上げメンバー。2014年からMIT専属デザイナーとして活動。対馬市市民基本条例策定委員。

堺 真由子
インタープリター

神奈川県生まれ。東京農業大学農学部卒業。

3年間対馬野生生物保護センターに勤務し、島内での普及啓発を担当。

2020年4月からMITにインタープリターとして勤務。

これからも対馬に暮らす人々や自然の魅力を発信し、豊かな自然と共にある暮らしづくりについて考えていきたいと思っています。

谷神(旧制 重原) 奈津子
特別研究員

京都大学大学院地球環境学舎、博士号取得。研究のテーマは自然資源利用や景観変化。京都在住。

外部アドバイザー
​株式会社さとゆめ
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「ふるさとの夢をかたちに」という企業理念を掲げ、持続可能な地域づくりのためのヒト・モノ・コト・バづくりの伴走型コンサルティング、トータルコーディネートを行う会社です。MITの経営や事業内容に対するアドバイスを定期的にいただいています。

 

代表挨拶

新しい時代に新しい価値

みつけ、いかす、つなぐ

 

一般社団法人MITは、2013年6月より対馬を拠点として、地域の資源、魅力や誇りを “みつけ・いかし・つなぐ”事業を開始して8年目となりました。これまで実に多くの方々に支えられてきたことにまず感謝したいと思います。

 

少子高齢化、人口減少により、対馬は大きなピンチを迎えています。

しかし、見方を変えれば、これは非常に大きなチャンスなのです。

厳しい時代だからこそ、新しい価値観を創造し、新しい時代を作っていけると確信しています。

森里海が一体となり、様々な生き物が生息するここ対馬での暮らしは魅力や素材に溢れ、対馬市のロゴにあるように無限の可能性を秘めています。

凪の日には、船外機で大海原に繰り出し、大きな魚を釣り上げて、自らの食料を調達することが可能なほどの自然の豊かさ。

一眼レフのカメラを常に車に忍ばせておけば、探さなくてもツシマヤマネコや希少な野鳥に出会えて、プロ顔負けの写真が撮れるほどの自然の豊かさ。

対馬の人にとっては当たり前のことが、私たちにとっては宝物に見えています。

 

多様な生き物が存在し、成り立つ生態系。健全な生態系から人が生きるために必要な食料や水、豊かな土壌、綺麗な空気などのサービスを無償で享受できます。

この生態系サービスを回復させ、維持させていくことこそ、これからの対馬、ひいては日本やアジアの地方創生戦略の鍵だと確信しています。

自然共生型の持続可能な社会を作っていくことができれば、国内外から人が集まり、活性化し、対馬は必ずや心豊かな暮らしができる宝の島になると確信しています。

私たちは、対馬をはじめとする日本の各地域の生物多様性の価値をみつけ、いかし、つないでいくことで、触媒としての機能を自らが有し、多様な関係者と連携し、化学反応を起こし、問題解決に向けて効率的・効果的な事業を推進し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

 

2020年6月1日

一般社団法人MIT 代表理事 吉野 元

一般社団法人MIT

一般社団法人MIT
住所       :817-1602 対馬市上県町佐須奈甲562-24
電話/Fax:0920-84-2366
メール :info@mit.or.jp

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