maonyan

2021年7月12日3 分

北九州市立大学の皆様が来てくださいました

最終更新: 2022年7月31日

北九州市立大学の先生方、地域創生学群の学生さんたちが、「環境ESD演習」として弊社にお越し下さいました。

今回は「佐護ツシマヤマネコ米について」「MITについて」「デザインについて」の3つの項目で講義いたしました。

前日まで雨降りの対馬でしたが御一行到着時からお天気に恵まれ、緑ゆたかな佐護の田んぼも見ていただけてほっとしました。

デザインについては対馬で島デザイナーとして活動して10年で感じたことをお話しました。


 
学生さんたちは、事前に弊社の取組をしっかりと調べてくれており、事前の質問内容もよく考えられており、回答する立場の私自身も大変勉強になりました。

(主な質問)
 
・自然と人との共生を対馬で実現するうえで、いま最優先に解決しないといけない課題は?
 
・生物多様性の大切さを伝えたり、自分ごととして考えてもらうため、大切にしていることは?
 
・商品の包装紙やインク、素材などに環境に配慮したものを使ったり、島内の資源利用が環境・ビジネス双方において良い循環に繋がる取り組みをしているか
 
・地域の繋がりづくりのために、カタリストとして普段から意識されていること(モットーなど)は?
 
・対馬市行政のあり方は、自然と共生した地域活性化のために理想的か?
 
・これからのポストコロナ時代、どのような活動の変化が予想されるか?

そんな熱心な学生さんたちを引率してくださった先生方の一人は、「半農半X」という生き方を提唱された塩見直紀さん。現在、北九州市立大学でも特任教員をされているそうです。

塩見直紀さんとは8年前に対馬市が廃校利活用を検討している時に講師としてお越になり、その時にお会いして以来です。

コロナ禍で大学生がキャンパスに行けず、自宅でオンラインで講義を受けている状況が続いている中で、対馬に滞在しながら、大学のウェブ講義やゼミを受け、空いた時間で、社会勉強や対馬で必要とされている担い手として活躍してもらうという選択ができないかという質問を同行された同大学の石川先生から頂き、可能性がとてもあると感じました。

実際に、対馬では常勤雇用は難しいけれども、季節的・時期的・時間的に仕事がある事業者・生産者さんが多く、人手の確保に大変苦慮されています。そのような繁忙期に、大学生が対馬にいれば、バイトとしても成立すると思います。

島おこし協働隊員(学生研究員)をやりながら、博士後期課程で研究をしている高田くんが、先進事例になるのでしょうな。

長崎県では、特定地域づくり事業協同組合制度が、五島市で先んじて展開されていますが、多くの大学生が一定期間対馬に滞在して大学生活を送るようになれば、この制度とも連動できていくのかなと思いました。

塩見先生、佐藤先生、石川先生、北九州市立大学の学生さん、お越しいただきましてありがとうございました!


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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