この10月から1年半の期間をかけて、北部対馬のアクションプランを策定する業務をランドブレインさんと共同事業体(JV)を組んでプロポーザルし、対馬市から受託しました。
先日は、第1回北部対馬地域活性化検討委員会(地域や組織の関係者35名で構成)を開催しました。事務局から現状や課題、重要な論点について話題提供を行い、グループごとで意見交換を行いました。
10年間のまちづくりの実行計画。
北部対馬地域の未来に夢が持てるように、現状を踏まえながら、地域住⺠、事業者、その他関係機関等が協働で作る、実効性の高い計画にします。
作って終わりではなく、作ってからがはじまりの計画。
なんなら、計画を作りながら、できるところからはじめていく計画。
市民がやりたいこと、やろうとすることを行政に手伝ってもらうための実行計画を作りたい。
そのために、1年半かけてじっくりと作り込んでいきます。
そして、限られたリソースの中で効果を最大限発揮できるように、最優先で取組むべきボトルネックの(根源的な)課題を特定して、作業部会を立ち上げて検討していきます。
北部対馬アクションプランの計画プロセスは対馬市のウェブサイトなどで順次情報公開していき、市民の主体的な関わりを誘発していきます。
今のところ、最重要のテーマ(論点)は、「空き家や遊休施設の活用促進の仕組みづくり」と「地域公共交通手段の確保」だと思っています。そこをクリアしていくと、色々な波及効果が生まれます。芋づる式に連なった課題の元の部分にメスを入れていく。
市の遊休施設や土地等を使いたい人が使えるようになり、そこに自由に移動できる手段が整えば、老若男女・地域内外から人が集まり、自分たちでできること(新しい事業や自助・共助の共創型の活動)が増え、行政の力もうまく活用して(公助)、地域経済や地域社会が再び周りだし、やりがい/生きがい/雇用が生まれる。この好循環によりどんどん状況が改善されて、みんなが心豊かに暮らしていける。そんな仕掛けをイメージしています(今後わかりやすいイラストにします…)。
北部対馬は、大都会 釜山と福岡から直接アクセスができる比田勝港・街があり、ツシマヤマネコを頂点とする豊かな生態系が地域にあり、さらには、豊かな漁場に支えられた漁村コミュニティの集合体です。その地の利を活かして、多様な人を受け入れる一次産業・国境(国際交流)を売りにした持続可能な観光産業や教育サービス産業(専門的な教育機関の立上げや海業・森林サービス産業も含む)を軸とした唯一無二の地域を作りたい。
北部対馬をよくしたいと強く願い、自ら主体的に動いていこうとする方々と一緒に計画を作っていきたいと思います。北部地域在住の方に限らず、関係人口・交流人口も含め、我こそはという方は是非お声がけください。
難しいことではなく、できることからはじめていきましょう。
そう、まずは一歩踏み出し、話し合いに参加するところから。
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