MITビジョン2030に向けて取り組むプロジェクトの全体像
テーマ別の具体的なプロジェクトの紹介
実践者育成プロジェクト【人材の確保 プロジェクト/ESD・環境教育の推進/エコツーリズムの推進】
持続可能な社会づくりの担い手を育成・確保することが、あらゆる分野において問題の本質となっています。どれだけ良い企画を考えても、熱い想いを持って取り組む担い手がいなければ、何も始まりません。対馬を始め島嶼地域の担い手を確保することは最優先の取り組みです。子どもだけではなく、大人たちの郷土愛を育み、持続可能な社会や生物多様性保全・生態系サービスへの理解を深め、ビジョンを共有して、プロジェクトを実施する教養を身につけるきっかけを作ります。
【対馬】佐須奈小中学校 2019年〜
総合学習・地域コーディネート
弊社の事務所のある佐須奈の小中学校の総合学習(中1)を企画・運営サポートを行なった。2020年から地域コーディネーターに代表が着任。
立教大学 2017年〜2018年
域学連携コーディネート業務
立教大学ESD研究所が対馬市と提携し、対馬でフィールドワークを実施。現地コーディネーターとしてサポート。地元小中学校や高校とのESD推進を後押しした。
里海プロジェクト【生態系サービスの高い里海づくり/水産資源の持続可能な調達/水産物の高付加価値化】
対馬の磯場はかつては非常に豊かでしたが、現在は磯焼けが全島に広がり、見る影もありません。気候変動による水温の上昇や台風による物理的な被害、森からの栄養塩の供給の乱れ、漂着ゴミの蓄積等、様々な要因が複雑に相まって磯焼けが起こっていますが、磯場の回復に向けて打開策を見出すべく、対馬市や民間事業者、漁業者等と連携して、様々なアプローチで取り組んでいます。
対馬市(2018年4月〜 )
食害生物の商品化調査研究
磯焼けの原因の一つとされる食害生物の資源化に向けた調査研究を実施。イスズミやガンガゼの商品化を水産加工事業者などと連携して取り組む。対馬市主催の磯焼け対策研修会や試食会の運営支援やFish-1グランプリへの参加などを支援。
丸徳水産(2018年4月〜 )
そう介プロジェクト
食害魚であるイスズミを食材として活用し、磯焼け対策による藻場再生と水産業の活性化を目指すプロジェクト。ロゴやチラシ、イベントブースの啓発物(横断幕やのぼりなど)を作成。
森づくりプロジェクト【生態系サービスの高い里山づくり/農林産物の持続可能な生産/農林産物の高付加価値化
対馬は森林が89%を占めており、ほとんどが人の手が入った里地里山です。近年、イノシシ・シカの被害のため下草がなくなり、林業の担い手は圧倒的に不足し、森が危機的状況にあります。人が森に入り、間伐して管理することで森が明るくなり、ツシマヤマネコをはじめとした対馬固有の生き物が安心して住める森を残していけるよう、森に関わるきっかけとして木を活用した商品の開発を進めています。
対馬の森林資源を持続可能な形で管理、利用することで、ツシマヤマネコをはじめとする多様な生き物と共生する豊かな森づくりを行い、生態系サービスの向上と生物多様性保全を目指します。
環境省(2017年6月〜2019年3月)
ツシマヤマネコの生息環境と関連産業の持続可能な地域社会づくり検討業務
自然共生型の地域社会づくりの推進するための具体的な施策・事業計画の検討・提案を行った。また、対馬市役所職員や一次産業従事者を対象とした勉強会および意見交換会を実施した。また、対馬の自然資源を生かした島づくりに向けたシンポジウムを開催した。
生物多様性保全プロジェクト
対馬にはツシマヤマネコを頂点とする生態系ピラミッドがあります。ヤマネコは、対馬では「とらやま」、「とらげ」、と呼ばれ、かつては対馬全域に広く分布していました。しかし、生息環境の減少や交通事故などによって、次第にその数を減らし、現在はわずか100頭程度と絶滅の危機に瀕しています。ヤマネコが生息することは、対馬の豊かな生態系が残っている証拠であり、対馬の暮らしが持続可能であることの指標です。ヤマネコなどの生き物と共生するしまづくりを目指して、生物多様性保全に向けた取り組みを行っています。
地域循環プロジェクト【地産地消を推進する場づくり/地産地消を推進する観光業】
地域経済を循環する仕組みづくりとして地産地消の推進を行っています。
再生可能エネルギーの普及
地域にあった再生可能エネルギーの使用を推進すべく、企画を検討中です。
2018年度〜
ESD推進に向けた
小中学校の地域コーディネート
対馬内の小中学校にESDを推進し、次世代の対馬の担い手が持続可能な社会づくりに参加できるように、質の高い教育を提供すべくコーディネートを行なっている。
2017年〜
対馬の魅力を背中から伝える
オリジナルポロシャツのデザイン制作
対馬の自然等をモチーフにしたポロシャツをデザインし、島内で行政職員や各種団体、事業者、市民に販売。チームの連帯感や対馬の魅力を発信するツールとして多くの方から購入されている。
2017年6月〜2021年3月
環境省九州地方事務所
ヤマネコと共生する地域社会づくり
各種調査により自然共生型の地域社会づくり推進に向けて、各関係者の具体的な施策・事業計画の検討・提案を行った。行政職員や市民・事業者向けの研修やシンポジウム、意見交換会等を行い、普及啓発を進めた。
2018年〜2020年
グレンゼファーム(昭大建設)
つしまじねんじょのブランィング
対馬で育ったグレンゼファームの「つしまじねんじょ」のブランディング戦略の企画提案と、パッケージや関連グッズ、情報発信ツールの制作、ウェブサイトの作成など
2019年〜
ウェブサイトのデザイン制作支援
お客様のニーズにお応えする簡易的なウェブサイトの作成を支援。対馬CAPPA様、バランスケアラボつしま様、奈留町漁業組合、MIT、佐護ヤマネコ稲作研究会
2020年 2月
県森連主催
カホンプロジェクトの運営支援
対馬の間伐材を使ったカホン(打楽器)作成や演奏を通じた木育イベントの開催運営を支援した。チラシ・ポスター作成も担った。
2017年〜2018年
立教大学
域学連携コーディネート業務
立教大学ESD研究所が対馬市と提携し、対馬でフィールドワークを実施。現地コーディネーターとしてサポート。地元小中学校や高校とのESD推進を後押しした。
2016年〜
対馬市や民間事業者等
バスや施設、看板などのデザイン作成
バスのラッピング用のイラストの作成。対馬内のスクールバスや島内の周遊バス、島外の事業者からも幼稚園のスクールバスも受託。
2014年4月〜2016年3月
対馬市政策企画課
第2次対馬市総合計画(前期)策定業務
計画の策定にあたり、市民・行政・事業者へのヒアリング、各地区の地域づくり計画の作成支援、外部集落支援員チームのサポート、外部講師招聘等の支援業務を行った。
2018年〜2021年
すし処慎一
あなごの加工品パッケージ等
兄(漁師)が釣ったアナゴを弟(板前)が調理する「すし処慎一」の新商品開発を支援。外部専門家を招聘し、手軽に本格的なアナゴ料理を開発。パッケージや啓発物も作成。
2019年〜2020年
大浜農園
米粉の商品パッケージ等作成
沖縄県西表島。イリオモテヤマネコが生息する白浜集落で米づくりを行う大浜農園。米粉を活用した商品のデザインを制作。大浜農園のブランドイメージを提案。
2019年11月
長崎県庁主催
地域おこし協力隊職員研修の開催
長崎をはじめとする九州地区の地域おこし協力隊を対象した研修プログラムの企画・運営を行なった。
2018年度〜
食害生物の利活用に関する
コーディネート支援業務
磯焼けの原因とされる食害生物の資源化に向けたコーディネートを対馬市からの委託業務として実施。定置網事業者・漁協・運送業者・水産加工事業者などと連携して食害生物の島内流通の仕組みや商品開発を支援する
2017年度〜
対馬市地域づくり課
移住推進インターンシップ事業
対馬への移住希望者に対して、島内事業者のインターン受入のコーディネート支援を行う。対馬市の補助金の活用の相談窓口、希望者と事業者とのマッチング、移住相談、事業者の受入体制の整備・情報発信を実施。
2020年4月〜2021年3月
対馬市政策企画課
第2次対馬市総合計画(後期)策定業務
前期計画の評価を踏まえて、行政関係者や市民・事業者・専門家からのヒアリング等を行い、向こう5年間の後期計画の策定を支援した。概要版を作成し、全戸配布を行なった。
2019年〜2021年
丸徳水産
そう介の商品パッケージ等
食害魚であるイスズミを食材として活用し、磯焼け対策による藻場再生と水産業の活性化を目指すプロジェクト。ロゴやチラシ、イベントブースの啓発物(横断幕やのぼりなど)を作成。
2019年〜2020年
MIT自主事業
秋の収穫感謝会の企画・運営
対馬の秋の収穫物であるはちみつ・しいたけ・ゆず・自然薯の収穫イベントを企画・運営した(自主開催)。
2013年6月~2018年3月
対馬市
域学連携事業コーディネート支援業務
対馬市域学連携地域づくり推進計画の策定支援及びのコーディネート業務全般。大学生のインターンの受入や島おこし実践塾の準備・運営、対馬学フォーラムの開催、計画実施のためのコンサルティング支援など。