大石商店のしいたけ

最終更新: 11月2日

■「原木しいたけ」とは?

自然の気象条件を利用して栽培されるしいたけのこと。基本的には、1年のうち春と秋にだけ発生します。



原木しいたけ生産作業サイクル:

11月〜12月【原木の伐採】

原木に適しているのはクヌギ、コナラ、アベマキなど、いわゆるドングリがなる木です。


12月〜2月頃【葉枯らし・玉切り】

2ヵ月ほど葉をつけたまま倒しておきます。乾燥させたら、枝を切り落とし、一定の長さに切断してほだ木(しいたけの生える土台となる木)を作ります。


2月〜3月頃【植菌】

ドリルで穴を開け、種駒(しいたけ菌の塊)を植え付けます。菌種によって春と秋に発生するものや春だけに発生するものがあります。


3月〜翌年夏頃まで【伏せ込み】

しいたけの菌糸を原木全体に蔓延させるために横にして寝かせます。


10月頃【ほだ起こし・収穫】

ほだ木を重ならないように立てると、しいたけが生えてきます。

原木を切ることから始めて、しいたけが発生するまで、なんと2年以上かかるんです!






■大石商店 なば師歴30年の大石勝彦さん


「自然豊かな対馬で、まるで孫のように愛情たっぷり込めて丁寧に育てました」

子や孫に本場の椎茸を食べさせたい、その想いで島の約9割が山林を占める対馬で「自然の中で同調した椎茸作り」を目指し、椎茸を作っています。

対馬の厳寒期にじっくり、ゆっくりと時間をかけて育った良質な椎茸。

第56回長崎県乾しいたけ品評会で28年度農林水産大臣賞受賞。

(なばとはキノコを総称した言葉で、しいたけ生産者を経験的技術者として尊称し、なば師と呼ぶそうです。)




大石さんのしいたけへのこだわり


 肥料や農薬は不使用せず、対馬の自然の中で育てています。

ほだ木は、クヌギだけではなく、対馬に自生するアベマキという種類の木も多く使っています。クヌギよりも樹皮が厚いアベマキを原木に育つしいたけは出てくるのに時間がかかるので、弾力があり身は肉厚で美味しいです。その代わり、発生量が極めて少なく大変貴重です。また、収穫した椎茸は時間が経つとすぐに風味が変わってしまうため、できるだけストレスを与えないように素早く丁寧に扱い、乾燥させています。



■対馬の森づくりプロジェクト

 対馬は島の9割が森林です。近年、イノシシ・シカの被害のため下草がなくなり、林業の担い手は圧倒的に不足し、森が危機的状況にあります。人が森に入り、間伐して管理することで森が明るくなり、ツシマヤマネコをはじめとした対馬固有の生き物が安心して住める森を残していけるよう、森に関わるきっかけとして木を活用した商品の開発を進めています。


・対馬に暮らすツシマヤマネコ


 対馬では「とらやま」、「とらげ」、と呼ばれ、かつては対馬全域に広く分布していました。しかし、生息環境の減少や交通事故などによって、次第にその数を減らし、現在はわずか100頭程度と絶滅の危機に瀕しています。



・しいたけを食べてヤマネコを守ろう


 原木しいたけは原木となる木を伐採し、栽培されます。つまり、原木しいたけを栽培することで、人が森に入り間伐するので太陽の光が差し込み下草が生える森となり、ヤマネコの餌となるネズミ類や昆虫類、鳥類が育まれる森となるのです。里山林は手を加えなくなると、植物の遷移が進み、薄暗い森に変わってしまいます。

私たちが原木しいたけを食べることで、人が山仕事をすることができ、森の環境を維持できるので様々な生き物も守ることができるのです。




大石商店の椎茸は近日販売予定!

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