対馬のイスズミ・アイゴの島内流通の仕組みづくり

水産の生産者・物流業者・加工業者・消費者が繋がる!


先日は、上対馬の日昇漁業さんの定置網に大量のイスズミが入りました。


イスズミは、神宮運輸さん/土田物流さんが丸徳水産さんの加工場まで運び、そう介の加工品となって 肴や えん さんや学校給食、などで消費されていきます。


昨年度対馬市水産課の事業で、対馬の各地域の定置網事業者さんが水揚げした未利用魚を、運輸業者さんの輸送ルートに乗せて丸徳水産さんの加工場付近まで運ぶ仕組みを構築しました。今年度は本格的な展開の段階です。


日本で三番目に大きな離島対馬で、アイゴ・イスズミを一箇所に集めて、加工することは大きな挑戦です。広い対馬では、水産加工業の課題として、原料の安定供給が挙げられていました。全島から集められるこの仕組みがうまく回れば・・・。



丸徳水産さんは、対馬全島の学校給食にそう介(イスズミ)を使ってもらっているのですが、昨年度9月からすでに2,500kg!(ちなみに、昨年度、約6,500kgのイスズミを使用されています!)


学校給食でこれだけ多くのイスズミ(未利用魚)を扱ってくださっているのは全国でも対馬以外にないのではないでしょうか!?

磯焼け対策、地産地消(地域循環)、未利用資源の有効活用、食育、ESD、SDGsの取り組みとして本当に素晴らしい。


そんな、学校給食でも大好評のイスズミやアイゴを使った"そう介のメンチカツ”と、すり身の冷凍商品が 肴やえん と スーパーサイキ(美津島店)で販売開始になったそうです!


そう介のいりやきやおつまみシリーズ、えんバーガー等、様々な新商品を開発していく丸徳水産さん。販路もバッチリです。


丸徳水産のそう介プロジェクトを紹介するウェブサイトもつくらせて頂きました。

犬束ゆかりさんやスタッフの皆さんが今後も最新情報を発信してくださいますので、乞うご期待!


ウェブサイトはこちらから(最新情報もあります): https://www.marutoku-kitchen.com/


今後、丸徳水産さんの「食べる磯焼け対策-そう介プロジェクト」がさらに進化していきます。

近い将来、イスズミやアイゴの利用がさらに進み、需要が増えて、供給が足りなくなり、魚価が高くなっていけば、新たな価値創造と水産資源の有効活用、漁業者や加工業者、物流業者の売上増、磯焼け対策が進み、いいことづくしなはず!


【磯焼けの原因の一つになっている温暖化と食害について】

温暖な海域に生息するアイゴは、近年の温暖化による水温の情報で、北上しており、越冬できた集団は、海藻類を一気に食い散らかしてしまうことがわかってきているようです。その後に追い討ちをかけるようにイスズミの食害にあいます。


根本的な解決は気候変動対策ですが、対処療法的には、食圧を下げるために、捕獲したり、海藻を守るために防護網を張って海藻を育てていくことが有効とされています。


今日は豆酘の丸友水産さんの定置網に乗せて頂きました。ヒラスを中心に実に多種多様な魚種が水揚げされていて楽しかったのですが、中には、熱帯域に生息するグルクンやブダイも…。



豆酘では、毎年梅雨明けから、アイゴが数十トン単位で、大量に入ってくるそうです。


これまでは廃棄されていたアイゴ(沖縄や一部地域では高級魚)。過去には、この大量の未利用資源を島外に販売しようとするバイヤーも数多くいたそうです。色々な理由で断念して未利用魚のまま。


対馬でも価値のある魚にしていき、磯焼け対策が自立的に展開するように、丸徳水産さんと、定置網事業者・漁協・運送業者・加工業者・行政が横断的に連携して島内流通の仕組みが自律的に回るように・・・。調整役としてMITの真価も問われます。

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