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  • 執筆者の写真元 吉野

佐護ヤマネコ稲作研究会の事務局運営

対馬の自然の豊かさの象徴ともいえるツシマヤマネコの生息数は、2000年代まで減少傾向が続き、2010年代前半から後半にかけては若干回復傾向に、現在推移は横ばいとなっています(2020年3月30日ツシマヤマネコ生息状況等調査<第五次調査>より)。


とはいえ生息数が100頭前後と依然として少ないツシマヤマネコ。


ツシマヤマネコの生息する佐護地区で、佐護ヤマネコ稲作研究会は、農家を中心に組織された団体であり、ヤマネコと共生する米づくりを行っています。




佐護ツシマヤマネコ米は、農薬を減らして米作りをすることで、多くの生き物を育み、ツシマヤマネコの住みやすい環境を作っています。


佐護ツシマヤマネコ米を食べて、一緒にヤマネコの住処を守っていきませんか?


佐護ツシマヤマネコ米は、収穫後、籾殻がついたまま貯蔵し、注文を受けてから精米する「今摺り米」にこだわっております。


ヤマネコの顔が可愛い「みつめるにゃんBOX(3合袋3袋入り)」は贈り物にもオススメな商品です。


綴じ口がちょうどツシマヤマネコの耳の形になる袋がキュートな商品。ツシマヤマネコ米が三合分あり、お土産としても人気。新米は10月から販売開始予定。



弊社は2015年度から、佐護ヤマネコ稲作研究会の事務局を担っています。当会の農家さんたちが栽培する佐護ツシマヤマネコ米の販売や広報活動、生き物調査(ツシマヤマネコの痕跡調査の運営)等を行っています。


また田んぼのオーナー制を導入し、島内外の方が米づくりやヤマネコ保全に参加できるような仕組みにしています。オーナー制度は、「ツシマヤマネコ ファンの方々が、ヤマネコと共生する米づくりを目指す研究会の取組みに参加、応援していただく」ものです。

田んぼのオーナー制度では、5月に田植えイベント、9月に稲刈りイベントがあります。


今年度は、昨年度よりもさらに多くのオーナー様にご参画いただき、大きな田んぼ(約2枚分)がオーナー田となりました!本当に多くの方々にご賛同いただきまして、事務局としても大変ありがたく思っております。



生き物調査の目的は、佐護ツシマヤマネコ米の田んぼの周りでツシマヤマネコがどのように利用しているかを調べること、そして農家や研究会メンバー、オーナーさんや地元の子どもたちが参加することで普及啓発を行うことです。




事務局では、田んぼの周りに、自動撮影カメラも設置して、ヤマネコの生息情報を調べて、Facebookやオーナーの会員さんの専用のWebページで発信しています。



今後もより多くのファンの皆様に支えていただき、参加していただくことで、ゆくゆくは佐護全体の田んぼ(80ha)をヤマネコ共生型の農法(なるべく減農薬)の米づくりにできていけば、ヤマネコも農家も、消費者も喜ぶ取り組みになっていけると信じています。現在、研究会の農家が栽培している面積は40ha!


実際に、10年以上続く研究会の取り組みによって、研究会の農家さんの農薬使用量は半分以下になり、他の農家さんも影響を受けて、佐護平野全体で使う農薬の量はかなり減っているようです。


島内外のオーナーさんやお米の購入者の皆さんからのご期待に添えて、ヤマネコと共生する米づくりに農家さんが励んでもらえるように、事務局として、消費者の皆さんの想いを農家さんに伝えたり、農家さんの米づくりや研究会の活動をオーナーさんや購入者に伝えるなど、生産者と消費者との関係性を強くしていけるように、情報発信などに尽力していきたいと思います。


2022年度の新米は、10月から販売開始予定です。順調にお米が育っているようです。



佐護ツシマヤマネコ米の購入はこちらから MITの通販サイトサステナブルショップMITへ

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