top of page
  • 執筆者の写真元 吉野

SDGsカフェの結果のご報告(3/9更新)

更新日:3月9日

対馬市のSDGsカフェのご報告です!


弊社では、R5年度対馬市からの委託をうけて、対馬市主催のSDGsカフェ(毎月17日)の開催運営の支援を行っています。


SDGsカフェは、コーヒーやお茶を飲みながら、市民の皆さんや対馬に関心のある方々が、日々の暮らしや事業について、対馬のSDGsの視点を入れて、わいわいと語り合う交流の場です。


SDGsカフェを通じて、対馬の持続可能な社会の実現に向けて、それぞれの市民や事業者が自ら取組んでいる活動に対して、多様な主体がパートーシップを組んで連携することで、さらなる活動を展開していくきっかけを作っていきたいと思います。


企画の詳細は、対馬市の公式サイトをご覧ください。

オンライン参加もできますので、島内外、どなたでも無料で参加できます!


月一回はSDGsのことを考えて、暮らしや事業をサステナブルに切り替える視点をもっていきましょう!


2/17のカフェは、対馬青年の家をCafeの会場にお借りして、会場10名、オンライン3名(+オブザーブ参加3名)にご出席いただきました。


発表者の博多大丸九州探検隊の箱崎さんとプレシャスプラスチック唐津さんからそれぞれの海ごみに関する活動をご紹介いただき、対馬での今後の事業の企画(博多大丸でのクリスマツツリーイベントなど)をご紹介いただきました。


参加者からは、「対馬のプラスチックごみを価値ある資源に変えるためのアイデア」について、色々なシーンでのプラスチックの活用方法を考えていただきました。



<<2024年3月17日のSDGsカフェ>>


対馬市のSDGsカフェ(今期12回目)のご案内です!

対馬市交流センターにて開催します。


最終回は、対馬学フォーラムのポスター発表大会の同時開催となります。


島内外から集まる多くの皆さんに、SDGsカフェの取組みや成果を発信し、共創アクションの実行につなげることを狙います。


ポスター発表は13:00~16:00@交流センター3階のギャラリー・第1~3会議室で実施し、同時開催となるカフェは第1会議室あたりでブースを設けます。


大判印刷した4月から2月までの11枚のグラレコのまとめを見ていただきながら、追加の意見やアイデア、質問等をポストイット等で貼っていただくような総合ブレストを行います。


これまでのプレゼンターから、5-6組がご参加いただく予定です。コアタイム等の時間帯を設定して、グラレコのまとめの前で来場者に説明をしつつ、その後の進捗等も共有しながら交流できればと思っています。


座ってじっくり話をする机も確保しますので、SDGsに関するアクションを起こしたい方やプレゼンターことの対話の場も作りたいと思います。


今回はオンラインでの参加とコーディネートは難しく、会場のみと致します。

 

~~~~~~~3/17のSDGsカフェ~~~~~~~~


○と き 2024年3月17日(日曜日)13時~16時

○ところ 会場 対馬市交流センター3階

○プレゼンター 歴代のカフェのプレゼンター5-6組参加予定

○内容

SDGs カフェ in 対馬学フォーラム【同時開催】

過去のカフェのまとめポスターが大集結! 今期カフェのプレゼンターとフォーラム参加者で交流し、対馬のSDGs について考えます。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

★対馬学フォーラムと同時開催のため、申込みはフォーラム申込みに従い、島内の方は申込み不要ですが、島外の方は事前申込みが必要です。

島外の方の事前申込みはこちらから:


★定員

定員は決めていませんが、対馬学フォーラムのポスター発表の会場参加者が順次入れ替わり立ち代わりパネルをご覧いただきながら、随時プレゼンターと交流する形を想定しています。今回はオンライン参加はありません。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


これまでのカフェのまとめ


<<2024年1月17日のSDGsカフェ>>


1/17のカフェは、会場6名、オンライン7名(+オブザーブ参加9名)にご出席いただきました。

会場では、発表者の私から対馬の森の現状や可能性、もりびと協同組合の事業内容と課題についてご説明した上で、森を豊かにする活動をともに行う仲間を増やすためにどうしたら良いかについて、参加者とアイディアを出し合いました。



参加者からは、ほしい木工品や商品・サービス(スパイスボックスやネコ家具)、「もりびとの森」でやりたいこと(オリエンテーリングやプレイパーク)など、今後の対馬もりびと協同組合の活動の参考にしたいアイディアをたくさん出していただきました。


また、昨年度冬に上対馬で採集したイタヤカエデとイロハモミジのメープルシロップの試食も行いました。





<<2023年12月17日のSDGsカフェ>>

12/17のカフェは、会場4名、オンライン6名(+オブザーブ参加4名)にご出席いただきました。

会場では、発表者の平山さんと参加者の坂田さんが試作された、小麦粉の代わりにマテバシイ(対馬では「マテ」)というドングリの木の実をすり潰した粉を使ったお菓子や、ドングリを煎って作ったコーヒーを試食・試飲していただきながら、和やかな雰囲気で開催されました。



平山さんからは、江戸時代の対馬において、藩が政策として対馬各地にドングリが実る木の種や苗を配布して、救荒用の食糧としてドングリが利用されていた歴史をご紹介いただき、今後訪れるかもしれない食糧危機に備えて対馬の食料自給率を上げるためのアイディアを出し合いました。


参加者からは、最近増えている南方の魚や、シカが嫌って食べないことでたくさん見られるようになった野草などを新たな食料資源として活用することや、耕作をやめてしまった土地と耕運機などの農機具をセットで貸し出して、農作業の体験をしたい移住者の皆さんに「耕し隊(仮称)」になってもらうなどのアイディアが出されました。


最近は戦争の影響などで食品類の価格が上がり、食糧問題は決して他人事ではないと感じていたところです。島内での食料自給率を高めることは脱炭素化にもつながり、SDGsの推進において様々なプラスの効果が見込まれます。地域の新たな資源(食材・人材)を掘り起こしていくことが、改めて重要なことであると感じさせられた回でした(文責 掛澤)。



<<2023年11月17日のSDGsカフェ>>


11/17のカフェは、島内外から会場8名、オンライン6名(+オブザーブ参加1名)のご出席となり、和やかな雰囲気で開催されました。


原田さんからは、豊玉町の高齢者と子どもの定期的な交流の場やドライブサロン等の「おろしかの里」の活動を紹介いただきながら、参加者の皆さんと、共助の精神で支え合いによる地域活動の重要性や意義を共有しつつ、それを牽引する地域のリーダーの存在を確保するためのアイデアを出し合いました。



参加者からは、地域のボランティア活動を維持したり他の地域で広めるための方法として、原田さんがお一人でされていることを分担して取り組む仕組みを作ること(島おこし協働隊の制度によりコーディネーターを配置したり、情報共有のプラットフォームをつくる等)や後継者を育てるために原田さんの思いや活動を現場で学ぶ機会を作ることなどアイデアが出されました。


原田さんは地域を愛し、地域から愛されるリーダーであり、原田さんのような共助の精神に溢れる方が地域に一人でも増えていくことが、誰一人取り残されない持続可能な地域づくりにおいては重要だと感じました。



<<2023年12月17日のSDGsカフェのご案内>>


さて、次回のSDGsカフェは、12月17日(日)13:30-15:30@厳原です。

「どんぐりを通じた食文化・自給自足」をテーマに、MITの教育顧問の平山俊章さんをプレゼンターに迎え、交流・対話を進めます。


<<参加申込みはこちらから!>>

前日22時までにお申し込みください。


それでは皆さん、また次回お会いできることを楽しみにしております!


<<2023年10月17日のSDGsカフェ>>


10/17のカフェは、島内外から会場11名、オンライン6名(+オブザーブ参加5名)のご出席となり、和やかな雰囲気で開催されました。


庄司さんからは、「表現者」として対馬の魅力を島内外に発信している活動内容をご紹介いただきながら、参加者の皆さんと無関心な人の心に刺さるSDGsの効果的な伝え方や取組みについて意見を出し合いました。


参加者からは、SDGsはわかりにくいので対馬弁で表現したり、17のゴールの中で対馬が取組む優先順位の高い目標に絞り込んで活動を深めていくこと、普段の暮らしや生業で「もったいない」視点から再利用や省エネ・コスト削減などを促すなど、対馬市民の立場で伝えていくことが大切という意見が多く出されました。


SDGsというと、難しくて何だか怖いし、意識の高い人がやっていることというイメージがありますが、「かっこいい・おしゃれ・たのしい・もったいない」など、自分たちの日常や仕事の中に目標であるということをわかりやすく対馬弁で伝えることが大事だということを認識する時間となりました。


SDGsカフェも、「もったいないカフェ」や「かたらんね?カフェ」という名前に改名すると、参加者がもっと増えるかもしれません(笑)




<<2023年9月17日のSDGsカフェ>>


9/17のカフェでは、会場10名、オンライン5名、オブザーブ参加7名のご出席(発表者・スタッフ以外)がありました。うち、韓国の方2名、スリランカの方2名にもご参加いただき、和やかな雰囲気の中、国際交流をテーマに盛り上がりました。



発表者のバクさんからは、「外国人にも優しく・暮らしやすい対馬にするために〜対馬の暮らしで変えていきたいこと〜」をテーマに、対馬と韓国の文化の違いに触れ、対馬にきた韓国人の悩みを聞いたり、日本の文化や考え方を紹介するなど、対馬と韓国の架け橋としてご活躍されている様子をご紹介いただきました。


スリランカから対馬に移住されたイノカさんとアントニさんからも、対馬ぐらしについての率直な感想や大変だったことを話していただき、対馬で今後多国籍の方を受け入れるにあたって検討すべきことがたくさん挙げられました。


また、参加者からは、一緒に何かをしたりする交流の場や、対馬からの韓国ツアーや対馬を知る外国人向けのツアーがもっとあったら良い等、たくさんのアイデアが出され、対馬での「多文化共生」に向けた具体的なアクションが整理できました。


バクさんが「Y&I移住大使」として今後ますますご活躍され、対馬と韓国・多国籍な方々を繋ぎ、対馬が賑やかになって、住みやすい暮らしができる環境が整うことを期待しつつ、私もまずは対馬で暮らす外国の方との交流機会を増やすところから始めたいと思いました。



<<2023年8月17日のSDGsカフェ>>


8/17のカフェのプレゼンターは、対馬市立西部中学校の校長先生である髙田浩一さんでした。


「対馬市SDGsパートナーズ(制度)をうまく活用して、他校やパートナー企業と連携して、質の高く魅力的な教育を子どもたちに提供したい!」と題して、対馬市立西部中学校の先進的な取組みをご紹介いただきながら、今後継続的に進めていくために、各主体をどうやって巻き込んでいけば良いかについて熱く語り合いました。



参加者からは、SDGsパートナーズのメリットを伝えることや連携推進のコーディネーターの必要性等が指摘されました。パートナーズに登録している関係者は専門的な知識を有する実践者であり、そういった方々を講師として呼べることは、学校にとってもふるさと学習やキャリア学習の質をあげることができたり、対馬で進んでいる各種SDGsのプロジェクトに学校も参加しやすくなるなどのもメリットが挙げられました。


また、複数の学校がパートナーズに登録し、連携体制が整えば、例えば、西部中学校でのウラボシシジミチョウの保全活動を行う総合学習の野外実習や専門家の授業に、他校の生徒も参加できるようになり、生徒にとっても興味を持ったテーマで勉強ができるし、先生方にとっても準備などの負担が軽減できるといったメリットも生まれてきます。保全活動も、参加人数が多い方が活動の幅が広がっていきます。


髙田校長先生のご活躍はとても素晴らしいため、他校の校長先生の手本になると考える参加者が多くいました。髙田先生が対馬全校の校長たちに取組みや考え方を伝え、引っ張るリーダー的存在になることを期待して、応援の声が上がりました。学校のウェブサイトを充実させたり、ケーブルテレビや広報つしま等のメディアを通じて、活動を丁寧に発信していくことも必要という意見もだされました。


髙田先生の発表やブレストを通じて、学校だけでなく、地域や地元企業、その他島内外の関係者が連携して、先生方をサポートし、対馬の子どもたちに質の高い魅力的な教育を提供することが、対馬の未来を創っていくことそのものだという認識を、参加者と共有する時間となりました。




<<2023年7月17日のSDGsカフェ>>


7/17のカフェのプレゼンターは、どうぶつたちの病院の太田さんでした。


『地元の人に「ヤマネコ等の希少な動物を守りたい!」という気持ちを高めてほしい!!』と題して、ツシマヤマネコの保全活動の現状や課題を踏まえて、地元の人々の意識を高めるための方法について熱く語っていただきました。

参加者には、自分にとってヤマネコ等の希少な野生動物はどんな存在かを語ってもらった上で、テーマに対するブレストを行いました。


ヤマネコは対馬の人にとっては当たり前すぎる存在だから大切に思わないのでは、という地元目線の菅野さんの意見がありました。一方で、この20年で随分と地元の方の意識が高くなってきているというヤマネコの研究者の中西さんからの指摘もありました。改めて、ヤマネコと共生するための具体的な取組みや産業との関係性を見つめ直す時が来ているという指摘もありました。ヤマネコがいることによる対馬の価値を見える化することの重要性を整理することや、それらの伝え方を工夫するなどのさまざまな意見が出されました。



今回のカフェを通じて、ヤマネコをはじめとする野生動物との共生について一人ひとりが深く考え、身近な人たちに伝え、何か具体的なアクションを起こしていくことにつながればいいなと思います。



<<2023年6月17日のSDGsカフェ>>


6/17のカフェは、プレゼンターは丸徳水産 犬束祐徳さんでした。


島内外から会場12名、オンライン7名のご出席(発表者・スタッフ以外)となり、盛況のうちに2時間が過ぎてしまいましたね。北は北海道の浜中町のシマフクロウ・エイドの菅野直子さんにもオンラインでご参加いただきました。


発表者の丸徳水産 犬束祐徳さんからは、「人と豊かな海は共存できるのか?〜変わり果てた対馬の海で、海藻の森をつくりたい!〜」と題して、対馬で直面する磯焼けに対する丸徳水産の取組みと、海の公園(海藻の森)をつくるために今後挑戦したいことについて熱く語っていただきました。食害魚であるイスズミ(冷凍)も持ち込んで、見せてもらいました。

参加者とのブレストでは、もっと多くの人に海遊記(磯焼けの現場を漁師が船で案内するツアー)を体験・参加してもらうには、情報発信やコンテンツをどうしたらよいか?について話し合ってもらいました。


参加者の皆さんからは、多種多様な立場からの具体的なコンテンツや情報発信の方法についてアイデアを出していただきました。話を進めていく中で、犬束さんが描く海の公園の構想も具体的なイメージが共有されていきました。詳細は弊社吉野デザイナーが作成したグラフィックレコードをご確認ください。また、シマフクロウ・エイドの菅野さんからは、シマフクロウの森を沿岸の漁師さんと連携して守っていく取組みなどの話題提供もいただき、森里海の連環の視点からも考察が深まりました。


今回のカフェを通じて、磯焼けの問題について身近に感じていただき、5月のテーマだった環境に配慮した石鹸への切り替えや、海遊記や藻場再生活動に参加するなど、何か具体的なアクションを起こしていくことができればいいなと思います。

ちなみに、会場参加者には、5月にカフェにご参加頂いたサラヤ株式会社さんからご提供いただいた無添加石鹸「アラウ.」を1本ずつお持ち帰りいただきました。サラヤさんありがとうございました!





<<2023年5月17日のSDGsカフェ>>


5/17のカフェは、プレゼンターは小川香織さんでした。

会場9名、オンライン10名のご出席(発表者・スタッフ以外)となり、和やかな雰囲気の中、洗剤/石鹸の話題で盛り上がり、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。


小川さんからは、自分たちの使っている洗剤で対馬の海を汚していることに対する問題をテーマに発表をしていただきました。

対馬での浄化槽の普及率の低さや、家庭での洗剤の利用によって近所の河川や海が汚れていて、磯焼けの原因になっていたり、自分たちの食(魚介類)にも影響を及ぼしている自分たちの問題だという認識から、その現状を市民に広め、洗剤を環境負荷の低い石鹸に切り替えたり、自分たちができることをやっていきたい!という想いをわかりやすく語っていただきました。


参加者の皆さんからは、多種多様な立場からの具体的なアイデアを出していただきました。また、サラヤの代島さんと秋吉さんにもご参加いただき、より深い知見や環境配慮型の最先端の技術(商品)、科学的な知見からのアプローチの重要性などの話題提供もいただき、グローバルなビジネス・科学の視点からも考察が深まりました。


カフェでの議論を踏まえて、今日から家族と一緒に何か具体的なアクションを起こしていくことができればいいなと思います。




<<2023年4月17日のSDGsカフェ>>


プレゼンターは山下幸恵さんでした。

テーマはSDGsの目標7にあたるエネルギーについてでした。

エネルギーをみんなに。そしてクリーンに。


当日は、会場5名、オンライン14名のご出席(発表者・スタッフ以外)となり、和やかな雰囲気の中、エネルギーの話題で盛り上がり、あっという間に2時間が過ぎてしまいました。

発表者の山下さんからは、対馬でエネルギーの自給自足をしたい!という構想を熱く語っていただきました。そのためには、どんなことが取り組めそうか、そして市民をエネルギーに関心を持ってもらうためにはどういった発信をしていけばいいのかについて、参加者の皆さんから多種多様なアイデアを出していただきました。


山下さんの発表内容や皆さんからのブレストの結果を弊社デザイナーの吉野がまとめました。


個人的には、自給自足するためには、まず使っているエネルギーを減らすことがそもそも大事だなと思いました。特に対馬のエネルギー消費が大きいのは、冬場の暖房ではないかなと思います。対馬の家はとにかく寒い!東北出身の私が震える寒さです。家に断熱材を入れたり、家の中にキャンプを張ったり(笑)!。快適さや楽しさを失わずに、省エネができる工夫をもっとしていけたらいいなと思いました!

また、電気を自分で作る体験(キャンプや自転車こぎ等)をすれば、エネルギーのことをより身近に感じられるのではといったアイデアには共感しました。

発表者の山下さんからも、「みなさんから積極的にアイデアや意見、質問をもらえて嬉しかった。ご自身にとっても日頃の業務に対しての気づきを得られ、大きな収穫があった。これを機に、またアクションを起こしていければ」との感想をいただきました。




<<SDGsカフェの様子>>



これまでのグラレコ


閲覧数:748回0件のコメント

最新記事

すべて表示
bottom of page